The Astronomical Archeology Society of Japan
日本天文考古学会は、天文学で遺跡を研究する天文考古学の進歩と普及を目的とする学会です。日本の天文考古学研究者を中心として、本学会の趣旨に賛同し応援する人々によって構成されています。天文考古学の進歩と普及のために、研究論文集(J-AASJ)の発行や研究発表会の開催などを行っています。
日本天文考古学会の4回研究発表会を10月5日に大阪公立大学文化交流センターで開催いたします。
日本天文考古学会は、天文学で遺跡を研究する研究者によって設立された団体です。天体と遺跡の関係について、ご興味のある方は、是非ご参加ください。
日時:2024年10月5日(土曜日)13時開場、13時30分開始、16時40分閉会
場所:大阪公立大学文化交流センター
大阪市北区梅田1-2-2-600大阪駅前第2ビル6階 大阪駅から徒歩7分
参加費:当日支払い 一般 2000円 、(学会員1000円)
----------日本天文考古学会4回研究発表会-------------------------
基調講演「日本天文考古学会の現在地と未来」上田晴彦(秋田大学教授)
学会員による研究発表
1.「地上に映された星座」柳原輝明
2.「松山市・白石の鼻巨石群の配置と利用について探索的研究の問題・データ・仮説」Joachim Pieter Jonckheere
3.「神社の参道方位と日の出・日の入方位に関する考察」北川達彦
4.「岩石遺構と太陽との関係の分類」平津豊
5.「石舞台遺跡石室に差し込む冬至・夏至の太陽光の測定研究」篠澤邦彦
★参加を希望される方は、以下のボタンより登録を行っていただきますようお願いいたします。
この度、日本天文考古学会の学会誌が国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の学術データベースへ収録されることが決定いたしました。収録される学術データベースは、JDreamⅢとJ-GLOBALです。
科学技術振興機構(JST)は、日本における科学技術情報に関する中枢的機関であり、JSTによって学術論文集として認められたことは、日本天文考古学会誌が一定の科学水準に達していることを示しています。
それはまた、日本の大学に天文考古学が存在せず、在野の研究者と極少数の稀有な考古学者によって探求されてきた天文学で遺跡を研究するという学問が、世界から遅れて日本でも認知されたことを意味しています。このことによって、これまでの考古学では研究対象とならなかった岩石遺構が注目され、日本の古代史が大きく塗り替えられるかもしれません。
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岐阜県下呂市金山町の岩屋ダムの近くにある巨石群。
1998年に小林由来氏と徳田紫穂氏によって発見され、金山巨石群リサーチセンターによって継続調査されている。
岩屋に射し込むスポット光などによって、太陽暦を観測できる天文台としての機能を有している巨石群。
The kanayama megalith group is located near the Iwaya dam in Kanayama Town, Gero city of Gifu Prefecture. Mr. Yoshiki Kobayashi and Ms. Shiho Tokuda discovered in 1998. Kanayama megalith group research center is continuing the investigation. This megalith group has a function as an observatory which can observe the solar calendar by spot light etc. to be shot into Iwaya.
愛媛県松山市の海岸にある巨石群。
2008年に篠澤邦彦氏によって発見され、白石の鼻巨石群調査委員会によって継続調査されている。
秋分・春分の日の入りの太陽光が岩のスリットを通して見ることができる三つ石をはじめ冬至の太陽光を見ることができる亀石など太陽軌道の特異点を知らせる天文観測装置を備えた巨石群。
Shiraishi-no-hana megalith group is on the coast of Matsuyama - shi, Ehime Prefecture. Mr. Shinozawa Kunihiko discovered in 2008. Shiraishi-no-hana megalith group investigation committee is continuing the investigation. "Mitsuishi" that the sunshine of autumn and spring equinox can be seen through the rock slit, and, "Kameishi" that can see the sunlight of the winter solstice, etc. A group of megaliths equipped with astronomical observation equipment to inform the singularities of the solar orbit.
奈良県山添村の神野山にある巨石群。
2001年に柳原輝明氏によって発見され、山添村いわくら文化研究会によって継続調査されている。
鍋倉渓を天の川と考えたときに、王塚が白鳥座のデネブ、八畳岩が琴座のベガ、天狗岩が鷲座のアルタイル、竜王岩がさそり座のアンタレスの位置にあるなど神野山全体が天球を写している。
Yamazoe village megalithic group is in Kounoyama, Yamazoe village, Nara prefecture. Mr.Teruaki Yanagihara discovered in 2001. Yamazoe village Iwakura Culture Study Group is continuing the investigation. When “Nabekurakei” is considered as a Milky Way, “Ozuka” is in the position of Deneb, that of “Hachijoiwa” is Vega, that of “Tenguiwa” is that of Altile, and “Ryuoiwa” is that of Antares. From this, the whole of Konoyama captures the celestial sphere.